今、貴重な紙媒体をデジタルアーカイブとして保存する活動が高まっています。
この世に二つとない貴重な資料をデジタル化することだけでも、必要なことですが、
「高鍋町アーカイブス」ではそれ以上のものにしています。
なぜなら、広報は「記録」ではなく、町の「記憶」であると考えます。
「記憶」とはどういうことでしょうか?
ようやくテレビが普及してきた昭和30年代、東京オリンピックに賑わう昭和40年代、国体が行われた昭和50年代、当時の高鍋町はどうだったのか?
広報には町の息づかいまで聞こえてきそうな情報が実はたくさんあるのです。
だからこそ、資料以上に面白く使い勝手がよいものであるべきというコンセプトになり、そのように「高鍋町アーカイブス」は完成いたしました。
ぜひ皆様の資料検索としてはもちろんのこと、
知的好奇心の探求としてもぜひご活用いただけますと幸いです。
・閲覧はすべて無料。
・広報約400冊、高鍋町史約1,200ページを横断検索可能。(※)
・名コンテンツを集めた記事を収集。
・無料専用アプリ「miyazaki ebooks」で、スマートフォンやタブレット端末からも閲覧可能。
※変形文字・手書き・旧字体に一部未対応箇所有り
アメリカンジョークが流行していた当時、思わずにやっとしてしまいそうな「小ばなし」がありました。ウィットに富んだジョークは今でも十分楽しめます。(町報たかなべ 第57号 昭和39年8月25日発行)
とうがらしのようにピリリと辛く、世間を斬るコラムが登場。長年にわたり、ズバッとした物言いが人気だったのでしょうか?おそ松くんのギャグ「シェーッ!!」というのが若者に流行っていたという内容を見るととても新鮮に感じます。(町報たかなべ 第69号 昭和41年2月18日発行)
高鍋のありのままを写した写真は、まさにその当時の高鍋町の日常が写っていて大変貴重です。それだけではなく郷愁を覚える古き良き日本の風景を写し取った非常に貴重な記録写真は、思いのほか感動してしまいます。(町報たかなべ 第105号 昭和46年2月19日発行)